
2022年10月20日更新
高粘度材料を正確に非接触塗布したい!
製造現場での「困った実例」を徹底解説。サンエイテックだから実現可能な、すぐに役立つ解決案をご提示します。




その答えは「液剤を非接触で塗布する」することなんじゃよ。





接触式塗布と非接触式塗布の違い
接触式では塗りたい箇所に狙い通り塗りやすいというメリットがあります。一方で、一つ一つ高さを合わせて塗布するように、作業時間を要するというデメリットがあります。 それに対して非接触式のメリットは、タクトを短くできること、凹凸物があっても同じ高さで塗れること、そして製造ラインの立ち上がりが早いことが挙げられます。しかしながら、距離があるので液が広がりやすく、端がモヤッとしてしまうデメリットがあります。
両方の方式のメリットのみを活かして、非接触で綺麗に塗布できる解決法はないのでしょうか?
メリット | デメリット | |
---|---|---|
接触式![]() |
・塗りたい箇所に狙い通り ・塗りやすい |
・作業時間を要する |
非接触式![]() |
・タクトを短くできる ・凹凸物があっても同じ高さから塗れる ・製造ラインの立ち上がりが早い |
・距離があるので液が広がるためはじがもやっとする →そのため綺麗に塗るのが難しい |
課題に応える2つのソリューション
高粘度対応スプレーバルブ SV01シリーズ

【特長】

・飛散の少ないスプレー塗布が可能

ギア部品に摺動目的や摩耗防止、異音、振動防止でグリスを塗布
SV01Sは30000mPa・sの粘度までスプレー塗布対応可能です。通常、VOC規制対応のコーティング剤の粘度は、100~10000mPa・sの範囲が多く、シリコン、UVシリコン等を、正確に塗布することができます。
高粘度対応ジェットディスペンサー BEATRUM TypeH

【特長】
・ハンマー構造でハイインパクトを実現
・ 300,000mPa・sの液剤も連続安定ショット可能 ※全ての液剤が対応可能ではありません
チップボンド(IR100):粘度:325,000mPa・s
ノズル | 温調(℃) | 塗布距離(mm) | JET P(Mpa) | 液圧(Mpa) | ON(msec) | ストローク(目盛) | サイズ(mm) |
100 | 40 | 1 | 0.6 | 0.1 | 76.5 | 0.8 | 0.45 |
シート角度:90° ストライカー:2㎜