2019年1月21日更新
用途に合ったディスペンサーとは?
なるほど!ディスペンサー入門は、ディスペンサーにこれから携われるエンジニア様向けの、塗布技術をわかりやすく解説する入門用コンテンツです。
ディスペンサーは、様々な液剤を正確に定量塗布する機械ですが、液剤の種類、塗布の目的やその方法によって種類が異なります。ディスペンサーの選定において、大事なポイントはどのようなものでしょうか?
ディスペンサーって一口に言っても、ニードル式、エアー式、ジェット式とか色々あって、液剤に合わせて塗布する方法や、塗布の形状から選ぶといいんだぜ。
えっと、瞬間接着剤を、手作業で、まっすぐに塗れたらいいなぁ。
それならチュービングディスペンサーだな。エアコンプレッサもいらないし、粘度の低い瞬間接着剤を微量に安定して塗布することができるんだぜ。
ディスペンサー選びには、粘度に合ったものを選ぶのも超重要ポイントだからな!
あと、パスカル秒 (Pa・s)などの単位が使われててー
ディスペンサー選びには、粘度に合ったものを選ぶのも超重要ポイントだからな!
あと、パスカル秒 (Pa・s)などの単位が使われててー
パスカル秒ってナニ? なんだか難しそう〜。。
パスカルとういうのは「人間は考える葦である」の名文句で有名なフランスの哲学者ブレーズ・パスカルに由来して・・・。
( ˘ω˘ ) スヤァ…
液剤の種類は様々で、ディスペンサーの種類も様々です。実際に使用する液剤や個別の塗布ニーズによって、適合するディスペンサーは異なります。大きくは、作業方法(手作業か自動で行うか)や、想定する塗布パターン(線塗布、点塗布、スプレー、コーティング、ポッティング、充填、ジェット等)によって使用するディスペンサーは区分されます。
また、液剤の種類(瞬間接着剤、防湿剤、導電ペースト、オイル、2液混合液剤等)や液剤粘度もディスペンサー選びの重要なファクターになります。例えば高粘度液剤やフィラー入り液剤には、ディスペンサー内部のローターとステーターで作れた空間で、一定の容積内の液剤を連続する回転運動で定量に移送し吐出する「容積計量移送式ディスペンサー」が適しています。また低粘度液剤を手作業で微小量点塗布したい場合には、シリンジ方式や「チュービングディスペンサー」などが適しています。
また、液剤の種類(瞬間接着剤、防湿剤、導電ペースト、オイル、2液混合液剤等)や液剤粘度もディスペンサー選びの重要なファクターになります。例えば高粘度液剤やフィラー入り液剤には、ディスペンサー内部のローターとステーターで作れた空間で、一定の容積内の液剤を連続する回転運動で定量に移送し吐出する「容積計量移送式ディスペンサー」が適しています。また低粘度液剤を手作業で微小量点塗布したい場合には、シリンジ方式や「チュービングディスペンサー」などが適しています。