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技術FAQ

瞬間接着剤がすぐ固まる場合の対策と設備改善のポイント

瞬間接着剤は、空気中や被着体表面に存在する微量の水分と反応して急速に重合・硬化します。この即硬化性は作業効率向上というメリットを持つ一方で、塗布工程では制御の難しさを伴います。 本ページでは、その主な原因と設備側で実施可能な対策について解説します。

Q

硬化トラブルを防ぐ方法はありますか?

A

硬化トラブル対策は、大きく「環境」「材料」「設備」の3つの観点から検討することが重要です。


1.環境管理
  • ・湿度管理(過度な高湿度を避ける)
  • ・局所的なエアフロー制御

2.材料選定
  • ・低白化タイプの選定
  • ・硬化速度の異なるグレードの採用

3. 設備・流路設計の最適化
  • ・低白化タイプの選定
  • ・硬化速度の異なるグレードの採用

接液部内部での硬化対策にはバルブ選定も重要です

瞬間接着剤のような反応性材料では、ノズル先端だけでなく、接液部内部の材質や構造も硬化トラブルに大きく影響します。
金属接液部を有する構造では、金属表面の酸化膜や吸着水分の影響により内部で硬化が徐々に進行し、吐出量のばらつきや突発的な詰まり、メンテナンス頻度の増加につながる場合があります。また、流路内にデッドボリュームが存在する場合、停止時に液剤が滞留しやすくなり、硬化リスクがさらに高まります。


そのため、瞬間接着剤用途では、

  • 液部に不活性な樹脂材質を採用すること
  • デッドボリュームを抑えた内部構造とすること
  • 確実なシャットオフ機構を備えること

が工程安定化の重要なポイントとなります。

高精度ダイアフラムバルブSV62
接液部はすべて樹脂製を採用しており
嫌気成分を含む接着剤にも対応可能です

サンエイテックの高精度ダイアフラムバルブSV62 は、

  • 接液部に液剤と反応しにくい不活性ポリマー樹脂を採用
  • 迅速かつ確実なシャットオフ動作による滞留時間の最小化

といった特長により、接液部内部での硬化リスクを低減し、安定した塗布を実現します。 接液部に樹脂材質を採用することで、金属接触による反応促進の影響を受けにくく、長時間安定運用が可能となります。

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