医療用注射針において、ニードルとハブ部の確実な接着は、輸送時や使用時の分離・破損を防ぐ上で非常に重要です。ところが、既存の塗布設備では以下の課題がありました：

• 微小量での安定した接着剤塗布が困難
  接着剤を極小量で正確に塗布することが難しく、塗布位置や量にばらつきが生じていました。
• 接着の均一性が確保できず、製品ばらつきが発生
  液だれや吐出の不安定さにより、接着品質の信頼性が低下し、製品ごとの性能に差異が出ていました。
• 過剰塗布による硬化不良や接着ズレのリスク
  液剤の塗布が不正確だとUV光の照射効率にも影響を与え、接着強度や寸法精度に悪影響を及ぼしていました。

超微小塗布用ニードルバルブ「SV59MD」を導入したことで、以下のような改善効果が得られました：

• 最小1ナノリットルの精密吐出に対応
  微量液剤を安定して点塗布することで、必要最小限の量で確実に接着剤を塗布できるようになりました。
• 液だれのないシャットオフで塗布精度が向上
  シール構造により液剤の切れが非常に良く、塗布ムラがなくなり、工程の再現性が向上。
• 接合信頼性と製品安全性が大幅に向上
  均一で高精度な接着が実現したことで、注射針の構造強度や品質安定性が確保され、製品全体の信頼性が向上しました。

超微小塗布用ニードルバルブ SV59MD

最小1ナノリットルまでの安定吐出と液だれ防止構造により、微小量点塗布に最適。

• 安定した超微小ドット塗布が可能
• 液だれがなく確実なシャットオフ
• 豊富なオプションノズル
• 低粘度～中粘度液剤に対応
• キャリブレーション機能搭載

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