ミスが減り、商品管理もできるということで、バーコードは急速に普及しましたが、そうなると「アレも書きたい」「コレも載せたい」と、欲が募るのが人間の悪癖であり、それに応えるのがエンジニアの凄いところ。こうして誕生した2次元コードには、大きく分けて2種類があります。まずは、通常のバーコードを積み重ねた「スタック型」。これはバーコードとの併読性を重視したものですが、情報量としては多いものでも約1,100文字でした。もう一つが、全く新しい「マトリックス型」で、色覚の検査表のようなアレです。情報量はQRコードで最大4,296文字と飛躍的に高く、また、読取り方向が横のみという制約があるバーコードに対し、上下左右自由という利点もありました。そして、携帯電話にCCDが搭載されるなど、リーダ側の状況が変わったことも手伝って、急速に浸透し始めています。
最近は、広告の追加情報やマル秘画像、優待チケットまで、2次元コードで付加されるようになっています。つまり、これを取り込むことができる人と、できない人では情報量に格差が生じるようになってきているのです。かといって、「持っていないと損」という妙な焦りには、囚われないように、ご用心・ご用心…。 |
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