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「先輩…おれ大変なことしちゃったんです」「どうした? 真っ青になって」「ケータイ、落として壊れちゃったんです」「…それが大変か?」「そうですよ! 得意先と連絡とれなくなっちゃいます」---最近は、本当にこんなケースが増えているそうです。彼が青ざめるのは、主に「メモリされている電話番号や、メルアドが失われた」ということのようですが、実は、今日の携帯電話を落として壊す、などということは、日本の最先端技術を破壊するという行為なのです。 |
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例えば、いわゆる「お財布ケータイ」は、以前にこのメルマガでも紹介した"RFID"、非接触ICの技術をワンチップに凝縮して搭載したもので、自動販売機やお店に設置された端末との情報のやり取りによって、チャージされた「電子マネー」から必要金額を引き落としています。それから、搭載されているのが当然の感すらある「デジカメ」ですが、最近は外側に300万画素クラスのCCD、内側に10万画素クラスのCMOSと、2つのカメラを搭載している機種も増えています。また、街に設置されたQRコードをこのカメラで取り込めば、音声ガイドも楽しめるサービスも一部地域で開始されています。更には、電波上の相性が悪いといわれていた「FM/AMラジオ」との融合も果たしました。いかがでしょう、携帯電話一つあれば、社会的な情報はほぼ網羅できてしまうのです。まさに「ユビキタス時代」の申し子ですね。
しかし忘れてはいけないのが、これら、メールの送受信、Webページのダウンロード、Flashのアニメーション、画像の圧縮などなど、デスクトップパソコンと同等の機能に、最も基本の「通話」の機能。これらのアプリを制御するFPGAの開発は、エンジニアが作っているということです。多様化・高度化するニーズに、技術の多重化・高密度化で応える、その挑戦は果てるところがないのです。 |
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