
2019年7月5日更新
基板を保護するコーティングとは?
なるほど!ディスペンサー入門は、ディスペンサーにこれから携われるエンジニア様向けの、塗布技術をわかりやすく解説する入門用コンテンツです。




叩いた衝撃で、埃の付着や劣化などで動きにくくなって機構部の駆動部分が緩んだり、電子部品の接点の固着が外れて通電が回復したり、といったことがたまにあったんじゃの〜。





コーティングのおかげだね!



コーティングに使⽤される材料には、アクリル系やオレフィン系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などがあります。

基板のコーティング⽤途では、通常10-120μmの膜厚を適⽤することが多く、液剤のムダを防ぐためにも、塗布量をより⾼精度に管理することが求められます。 エアー式のスプレーバルブやジェットディスペンサーを使⽤した場合、特に⾼分⼦量の材料をコーティングする時に、希釈溶剤の濃度や塗布液の溶剤蒸発速度等の適合性によって、気泡の発⽣やスパイダー現象がみられることがあります。また、電⼦部品など、複雑な禁⽌エリアを確実に回避して塗布量を正確にコントロールする必要があるため、フィルム塗布⼯法を⽬的としたコンフォーマルコーティング専⽤バルブが適しています。
微細で良質な霧状吐出を⾏うには、材料の塗布粘度やチクソ性(擬塑性)、希釈の割合などが影響しますが、ノズルの形状が重要な決め⼿になります。
サンエイテックのコンフォーマルコーティングバルブSV70は、超硬材質を使⽤し、独⾃のスクウェアノズルを搭載した等価⼝径ノズル。⾼精度で⾶び散りの無い⾼次元のコーティングを可能にします。

